勝間さんとメルカリと電子書籍の価格とレンタルと。

久しぶりに書く。

勝間さんが怒ってたので。
メルペイ。青柳直樹代表取締役は、「新しい本を『借りるようにして読む』という、メルカリとメルペイならではの体験を届けられる」と話す、という記事に対する意見。著者及び出版社への敬意がまったくないと考えます。不愉快です。 - 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ

まとめるとタイトルそのままなんだけど「新刊が売れると作者に印税が入るが、中古本が売れると印税が入らない。メルカリのようなプラットフォーマーが中古本販売を助長するのは著者や出版社に敬意がなさすぎる」って話。


著者だからそう思う気持ちはわかる。だけど本は神聖なものでも何か特別なものでもない。消費者は、安く買える場が増えるのはありがたいって感じるかもしれない。


でも、ブックオフは買取価格が安いため新刊販売とは棲み分けが出来ている(ので今回とは違う)って勝間さんが書いてるのはよくわからない。買取価格が高かったら何が変わってくるんだろう。敬意はメルカリと変わらないけど棲み分けが出来ていれば、ギリギリ許容できるってことなのかな。

話は変わって電子書籍の価格の話。

電子書籍は転売が出来ず、数十年後も読める保証もないという点でもっと安くするべきだと自分は思ってる。消費者は電子書籍プラットフォーマーが商売をやめれば読めなくなるってリスクを背負ってるんだし。何であんな価格設定なんだ。消費者に敬意が感じられない!

例えば一定期間レンタルのような「新刊の半額で1週間読めます」って選択肢があれば嬉しい。でも、この場合は著者と出版社に対しての敬意はどうなんだろう。敬意がないとは感じない気がするけども。

著者と出版社と本屋で作っている新刊販売の場を、土足で踏みにじるようなメルカリの言葉に対して敬意がないと感じるのであれば、レンタルは著者と出版社と本屋の中の話なので敬意について両者を比べる問題ではない気がする。敬意の受け取り方は著者それぞれの個人差が大きいだろうからなあ。

こんなことを書いておきながらも、自分は小説に限っては読むときのページをめくる感覚が好きなので物理的な本を買うのですけども。コミックでレンタルやってくれないかなあ。新刊込みで定額月3000円なら喜んで入るのに。